日経平均はどこまで上がるか?
9月中旬から10月頭ごろまで続いた日経平均株価の暴落は、底をついたように見えます。
2023年10月10日現在、日経平均は先週末比+751.86円の31,746.53円で引けました。
この日は凄まじい上昇でしたが、果たしてこの勢いはどこまで続くでしょうか?個人的見解を述べたいと思います。
- アメリカ経済について
- 日本経済の現状は悪いのか?
- バブル崩壊後最高値は来るか?
アメリカ経済について
アメリカ経済に関するネガティブな報道が多々見られるようになりました。
例えば、
アメリカ経済はソフトランディングが出来そうに無い。
FRBが利上げをしているのに企業は借入をし、債務を増やしている。
等々。
しかし、このようなネガティブな言説にもかかわらず、アメリカの経済指標は決定的な悪化を示していません。なぜ、経済指標はまだまだ強い指標を示しているのに、アメリカではネガティブな言説が蔓延しているのか?
それは、逆イールドカーブが発生しているからです。
しかし、逆イールドだけが景気後退の根拠になるのでしょうか?
やっぱり、この強い経済指標を加味して考えないといけないと思います。
万一、景気後退になったとしてもFRBの政策金利は十分利下げの余地を持っており、大惨事と言える状態にまではならないだろうと考えられます。
日本経済の現状は悪いのか?
日本経済は今、インフレが猛威を振るってますよね。
賃金は上がらず、物価上昇についていけていない。実質賃金は17カ月連続マイナスです。しかし、それ以外では別に悪い数字は出ていないんですよね。
経常収支は黒字ですし。
とは言え、物価とも関係のある為替に関しては注意が必要かもしれません。
いかんせん、先日の為替介入がすでに形骸化していますし。この水準のドル円相場のまま、中東情勢の悪化で再び原油が高くなると、やはり景気後退が来る可能性が高まります。
バブル崩壊後最高値は来るか?
このような状態の中で日経平均はバブル崩壊後最高値を超えるか?ですが、私は、
超える
と考えています。
日銀の金融政策が行き詰っていると言われていますが、そういう風にも見えなくもないが、誰も破滅的結末について語っていません。
物価に悪影響が出ると言っているだけです。
結局金融緩和は継続されるわけで、そうなるとやはり株価は上がり続けます。
アメリカ経済の政策的見通しは明るいですし。
そうなると、やはり日経平均は33,772.89円を超えます。