2023年の経済についての確認事項
2023年が始まりました。
今日は2023年1月3日でアメリカNY株式市場が開きます。去年はダウが8.8%というリーマンショック以来の下落率となり大惨事でした。そして、今年もかなり厳しい予想がされています。ここで厳しさの中でも勝ち目を探るため、2023年を迎えるにあたって経済に関して忘れてはいけない事をここで確認しておきたいと思います。
- 米国経済はリセッションに入る
- 日銀新総裁人事
- FRB議長の過去の発言
- アメリカ経済のソフトランディングの可能性
米国経済はリセッションに入る
と、言いましたが、もう既に入っています。
これからどうなるかを考えた方が生産的でしょう。
ここで、考えておかないといけないのは現状の米国経済はやっぱり強いという事です。リーマンショック以来のダウの下落率に騙されてはいけません。
日銀新総裁人事
2013年3月から日銀総裁を務めてきた黒田総裁が今年3月で任期を終えます。
今年は新総裁が任命されます。1月にも決まるのではないかという話も出ています。誰がなるのかまだ分かりません。女性という話も出ているそうです。
誰になっても黒田総裁の量的緩和政策を変更するのではないかという憶測が流れています。ただ憶測のレベルなので油断は禁物です。
FRB議長の過去の発言
FRBのパウエル議長は去年、供給曲線が垂直になっているという発言をしました。これは完全雇用が達成されたときの供給曲線の形状です。この形状なら物価は需要が旺盛なら急激に上がります。
しかしですよ。逆に考えると需要が減退したときは急激に下がるという事です。
アメリカ経済のソフトランディングの可能性
米国経済はリセッションに向っているとは言え、雇用を見れば強い。雇用が強いとインフレ圧力になるという見方もありますが、経済の強さを物語っているという側面を忘れてはいけません。
そして供給曲線の形状が垂直である。
もう一つ、米国消費者の期待物価上昇率が非常に低い水準であったという事です。
これらを考えるとソフトランディングの可能性が大きいんじゃないでしょうか?