日銀新総裁は植田氏
日銀新総裁に植田氏が決定しました。
今のところ現金融政策を引き継ぐ人事である、というのが一般的な解釈なようです。
植田氏本人については、金融業界出身の政治家でも「who is ウエダ?」と言っちゃうほど知名度が低いそうです。
いったいどんな人で今後どうなるのか私なりに調べて、考えてみました。
- 日銀新総裁、植田氏の経歴
- 新総裁は現状をどう認識しているだろうか?
- 新総裁でどう変わる?
- 今後の株価は
日銀新総裁、植田氏の経歴
1951年生まれ。71歳。
現在は共立女子大学ビジネス学部ビジネス学科教授。東京大学名誉教授。
1974年に東京大学理学部卒業、同大学経済学部に学士入学
1976年マサチューセッツ工科大学大学院入学、80年卒業。
1998年4月から2005年4月まで日銀審議委員。
2000年8月のゼロ金利解除では反対票を投じた。審議委員退任後も日銀金融研究所特別顧問に就くなど日銀との関係は継続、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)運用委員長なども務めた。
2022年7月、円安を回避するための利上げは景気悪化を招くなどとする一方、出口に向けた戦略を立てておく必要があると指摘している。
という感じだそうです。
2022年には一応出口戦略について語ってますね。
新総裁は現状をどう認識しているだろうか?
植田氏は2月10日の朝日新聞の取材で「現状の政策、適切」と語っているそうです。もっと詳しく書くと「金融政策は景気と物価の現状と見通しに基づいて決めなくてはいけない。そういう考え方からすると、現在の金融政策は適切で当面、緩和は続ける必要があると思っている。」と述べています。
明らかに緩和継続ですね。
新総裁でどう変わる?
現状が適切と言っている中央銀行の次期トップが一体何をどう変えるかと言うのかというと、何も変えないというのが正解です。
これから量的緩和をさらに加速させるのでしょうか?何のために?
適切な状態なのに。
今、不適切な状態なら現黒田総裁が同じ思想で動いているのですから、すでに対処しているはずです。
今後の株価は
現状の日経平均は崩れる気配がない。
これからもこの底堅い状態は続き、株価は長期的には安定して推移すると思います。
2023年2月13日の株価は植田氏の政策が現状を変更するものでないという事で、安心感から多分大幅に上がると思いますが。