2023年4月現在の、今後の日経平均について
日銀総裁が植田氏に代わりましたが、今日まで私が予想していた見解とは違う論調の記事が数多く出てきました。
その論調は、量的緩和を終わらせるために植田氏が選ばれたのだというものです。
果たして本当にそうなのか?
今後の日本株の動きの予想と合わせて述べたいと思います。
- 現状の日本株
- ここまで強い原因
- 植田氏でどのように変わる?
現状の日本株
まず、現状の日本株について見ておきましょう。
現状の日本株を一言で言うと「強い」です。
本当に強く、アメリカの地銀SVBが破綻したときには大きく下げましたが、その後力強く上がりました。その過程で投資家の間では近い将来、3万円、いや4万円に達するのではないかという強気な発言も出てくるほどでした。
ここまで強い原因
この背景には、やはり前総裁の質的量的金融緩和が功を奏したというのが間違いなくあります。
ここから下がるにしても、我々は日経平均が1万円を割るとは全く思っていないでしょう。いや、それどころか2万6千円すら割るとは思われていない。
それぐらい我々は、今の株価を当然なものとして受け入れています。
植田氏でどのように変わる?
では、植田氏でどのように変わるのでしょうか?
植田氏が選考され今日の就任までの間に、量的緩和が地銀に及ぼす負荷が大きくなってしまい、これは大きな問題になりそうなので植田氏は量的緩和政策の修正をする方向に向かうはずだ、という論調が見られました。
そういう一面があったにしても、物価上昇率を安定的に2%にする目標は捨てないだろうと思います。とにかく安定的に2%を達成するまであともう少しなのですし、
安定的な上昇基調の物価を手に入れてしまえば、その後、いくらでも地銀の経営を改善させることが出来る経済環境を作ることが出来るのですから。
よって、日銀総裁が植田氏に変わったとしても、金融政策は大きく変わらず日経平均の強さは変わりません。