植田新総裁初金融政策決定会合
植田新総裁の初金融政策決定会合が終わり、総裁の記者会見が今日ありました。
youtubeでリアルタイムで見ていましたが、チャット欄では分かりやすいという書き込みも散見されましたが個人的には、前総裁とあまり変わらないかなとは思いました。
前総裁は元財務官僚という事で権力をバリバリ行使していただけあって声には力強さがあったかなと思います。
- 植田新総裁の量的緩和継続決定は力強いものだったのか?
- ドル円相場はどう動いたか、今後どう動くのか?
- 日経平均はどう動くのか?
- 量的緩和は何時まで続くのか?
植田新総裁の量的緩和継続決定は力強いものだったのか?
やはり力強いものであったと市場では受け止められていると思います。
市場参加者の不安はいきなり量的緩和の修正が行われるのではないか?というものでしたが、それを否定して量的緩和継続を発表、植田総裁初金融政策決定会合ということで、これが通常とは違う心理的作用を市場参加者にもたらしたようで、力強いものにしたようです。
ドル円相場はどう動いたか、今後どう動くのか?
ドル円はすさまじく動きました。
会合中全く勢いが止まる事無く、円安に動きました。
この動き方は2022年3月のあのすさまじい円安の再来があるのではないかと思えるほどでしたが、こういう考えは私の杞憂でしょう。
何故なら今後アメリカでは政策金利を下げる方向に行くだろうと考えているからです。
ドル円はもう少し円安になるかもしれませんが、150円台に行く事はまずないでしょう。
日経平均はどう動くのか?
日経平均の動きが問題ですよ。
日銀総裁の会見中、ドル円と歩調を合わせて日経CFDも力強く上昇しましたが、会見終了後、下げに転じてズルズルと下げていきました。
これをどう解釈すべきかです。
日経平均にとって円安は既に諸手を挙げた歓迎ではないという事でしょう。
この事は以前から言われていたことですが、やはり、これが正しい解釈だろうと思います。
今後も円高局面でも日経平均が上がるという動きが多くみられると思います。
なかなか難しい相場になります。
量的緩和は何時まで続くのか?
量的緩和がいつまで続くかですが、
黒田前総裁も植田新総裁も、その他マスコミも含めて誰もが言っているように賃金の上昇が十分達成されるまでですが、
ここから3年も4年も量的緩和をさらに続けることは出来ないでしょう。
では止めるのは何時か?止めるときは何を見て判断するのか?
私は派遣従業員等の非正規従業員の賃金の上昇率を見るんじゃないか?と思っています。
もちろん春闘が最大の注目点ですが、非正規従業員の賃金上昇が十分起これば、来年の春闘が多少不甲斐ないものと予測される場合でも量的緩和修正をするのではないか?
それは今年の秋に起こるのではないかと思っています。
さてどうなるでしょうか?(笑)