エーザイの分析

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さて、今回のエーザイの計算では例外的な方法を使用しました。もし、原則的な方法で計算した場合はもっと理論株価は低くなり、現在の株価からかけ離れてしまうためです。参考までに記載をしておきます。

他にこの計算上問題と思える数値は算出できませんでした。

ROAが資本コストを下回っていますが、ROEは自己資本コストを上回っているという形で、数字だけ見れば現在の株価は高いと思えますが、やはり期待が高いのでしょうね。個人的にエーザイの現株価は妥当かなと思います。この理論株価は万が一の事態が発生した時に思い出していただければと思います。

因みに、WACCで計算した数値と比較すべきはROICではと思われている方がいらっしゃると思うのですが、あれは基本、セグメントで使う指標らしいです。よってここでは使用いたしません。

法定実効税率30.50%
平均FCF成長率-7.06%
2023年度3月期FCF40,903百万円
税引後負債レート1.50%
金融投資の価値316,722百万円
リスクフリー・レート0.60%
市場の投資収益率8.03%
β値0.81
自己資本コスト6.62%
資本コスト6.29%
ROE6.86%
ROA3.59%
株主価値682,138百万円
株主価値に基づく株価2,377.62円

という事で2023年3月期基準の株主価値に基づく株価は2,377.62円

原則的な方法で計算した場合は1,609.12円

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